排卵痛とは

排卵痛とは、女性が排卵したときにともなって発生する痛みのことです。排卵日の前後に少量の出血がみられる場合には、排卵出血と呼ばれています。場所としては下腹部あたりに痛みが感じられるようです。原因はいろいろと考えられています。(1)卵胞(卵子の入っている袋)が発育段階であるために痛みが生じる、(2)排卵するときに、卵胞が破れることによって痛みが発生する、(3)排卵後に卵胞が破れたことによって痛みが生じる、(4)腹膜が刺激されることによって痛みが感じられる、(5)排卵したあとで、卵胞内に血液がたまってしまい、腫れるることによって痛みが感じられる、などが原因だといわれています。排卵痛は女性すべてに現れるというものではないようです。排卵痛が起こるのは、女性全体のうち1〜2割程度であると言われます。どういう根拠からこの数字が来ているのかは不明ですが、割合的には多いといえそうです。

排卵痛の症状

排卵痛の症状は、下腹部の痛みや不快感などがあります。一般的に下腹部(卵巣付近)の左右どちらか、あるいは両方が痛むといわようです。まれに腰周りが痛くなるという人もいます。場合によっては、少量の出血を伴う場合もあるようです。生理痛の症状とよく似ていますが、生理痛とは異なります。排卵痛が起こるのは、生理周期が安定している人であれば、生理予定日の14日前あたりに現れます。痛みの程度は、人によってさまざまです。ほとんど痛みを感じない人から、かなりの痛みを感じてしまう人まで幅広いようです。痛みは、だいたい1〜2日でおさまるらしいのですが、あまりにも痛みが激しかったり、なかなか痛みがおさまらなかったり、長期間にわたって痛みが持続するようなことがあれば、ひどい場合、子宮内膜症などの疑いがあります。そんなときには、産婦人科に相談するようにしましょう。

排卵痛の治療

残念ながら、排卵痛は基本的に自然現象なので、そのまま痛みとつきあっていくしかありません。しかし、痛みとつきあうというのは非常につらいことです。そこで、排卵痛があまりにもひどい場合には、ピルを低容量服用するという方法があります。これにより、一時的ではありますが、痛みを緩和させることができるようです。排卵そのものを抑制させてしまうので、痛みがなくなるのです。ただし、ピルを飲むのをやめてしまうと、また痛みが再発してしまうということも十分考えれます。また、妊娠を考えている方にとっては、この方法を用いることは当然できません。となると、考えられるのが、体質改善ということになります。この方法としては、漢方薬の長期服用によって改善されることもあるようです。一度、漢方薬の医師または薬剤師に相談してみるのもいいでしょう。 

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