疲労骨折の症状、治療方法

骨折とは外部からの強い刺激によって、身体の骨が折れてしまう状態をいいます。さらに『疲労骨折』とは、骨の同じ部分に継続して力を加えることによって起こる骨折状態のことです。普段活動する分には全く問題のない力であっても、繰り返し加わることによって疲労骨折することがあり、特に外傷は見られません。はじめて疲労骨折を知る人であれば、どのような状態なのかなかなか想像がつかないでしょう。金属も同じ箇所に力を加え続けることによって、形状が変わってしまいますね。強度が弱まってしまい折れてしまうこともありますから、その状態を想像すれば分かりやすいかと思います。疲労骨折は丁度この状態が身体に起こっている状態のことを言いますが、工学的にもこれを「疲労現象」といいます。よくスポーツ選手が疲労骨折を起こしますが、これも同じ動作を繰り返し行うことによって起こる現象です。スポーツ障害のひとつとして扱われることもありますね。疲労骨折を起こしやすい年層といえば、筋力の発育期でもある16歳がピークでしょうか。体力が十分でない10代は注意が必要です。

疲労骨折になりやすい状態

普段生活しているなかで受ける刺激は、特に身体に問題ありません。反復運動による疲労も、必ずしも疲労骨折に繋がるとは限りません。また、継続して刺激が与えられたことによって骨にヒビが入ったとしても、大抵の場合は自己治癒されてしまいます。しかし自己治癒が追いつかない場合、運動を行った場合などに過度の負担がかかると疲労骨折を起こす可能性が高まります。身体に負担をかけ続けることによって、ヒビの治癒が間に合わなくなってしまうのが原因として考えられます。最初は小さなヒビであっても、続けて入れば大きなヒビになり骨折状態になります。簡単に説明すると、激しいスポーツを継続して行うことが最大の原因となっているのです。身体への負担を出来るだけ抑えて、激しい運動を行うときには注意するようにしましょう。運動不足の人によく見られる肉離れとは違い、疲労骨折は頻繁に運動を行う人に見られる症状です。対処策としては身体を柔かくするのも効果的ですので、毎日ストレッチを行うと良いかもしれません。高齢者になると身体の機能が低下し、同時に筋力も弱まります。運動を行っていない場合でも、高齢者の疲労骨折も多いのだと聞きます。

疲労骨折の対処法、治療方法

疲労骨折の診断は主に病院で行われ、X線やトレーニング,運動内容の確認によって行われます。軽度の骨折状態の場合、X線検査を行っても状態が確認できない場合があります。こういった場合、二週間後くらいを目安にもう一度診断が行われます。骨シンチグラフィーを使っての検査も行われており、この方法で骨腫瘍も測定することができます。疲労骨折の治療に薬が処方されることはなく、大体は原因となっているスポーツを中断することになります。患部にテーピング,ギブスを当てて、経過を見ることもあります。初期段階であれば自己治癒してしまうこともありますし、しばらく安静にしていれば何の問題もないでしょう。個人差はありますが、きちんと休養を取れば二週間ほどで回復します。ただし、期間後でもいきなり激しい運動を再開すると、骨折状態が悪化してしまうこともあるので注意が必要です。多めに見て1ヶ月〜2ケ月くらいの安静期間を取るようにすると良いでしょう。普段の生活のなかでも、重労働になるようなことは避けるようにしてください。

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