むくみ

むくみは顔や足に多く見られる症状で、簡単に言うと細胞の間に余分な水が溜まって、むくんでいる状態のこと。夕方から夜になって足のむくみが多く表れるのは、次第に重力で水が下に下がってくるからです。また、朝起きた時などに顔のむくみが表れるのは、体を横にして寝ている間に、余った水分が身体全体に回ってしまい、頭部まで行き渡っているためです。
また、体には動脈と静脈があることは皆さんご存知の通りですが、動脈は酸素を含んだ血液を全身へ送る働きをしており、静脈は二酸化炭素や老廃物など含んだ血液を運ぶ働きをします。そして、リンパが老廃物や余分な水を静脈に送る働きをしています。このリンパの働きが悪くなると、いわゆる「むくみ」という症状が現れると言います。リンパには大きく分けて二つの働きがあり、ひとつは「免疫機能」、もうひとつは「排泄機能」です。つまり、リンパの流れが悪くなると余分な水や老廃物、毒素が体内に蓄積されてしまい、むくみやたるみ、あるいは体調不良など様々な症状が現れてしまうのです。

むくみの原因

むくみの原因は、リンパや静脈の流れが悪くなって余分な水分が溜まることが直接的な原因と考えられます。そして、リンパや静脈の流れを悪くなっているのは、幾つかの間接的な原因が考えられます。1)第二の心臓と言われる“ふくらはぎ”の筋力の低下。2)デスクワークなどで長時間イスに座っていることによる、リンパや血管の圧迫。3)老廃物など含んだ血液を戻すための静脈弁の機能の低下。4)長時間の立ち仕事などによる、腰や足への負荷のかかり過ぎ。5)姿勢の悪さなどが原因となる骨盤や関節の歪み。6)体液の濃度が濃くなっていることによる、いわゆるドロドロ血液。などが、むくみを引き起こす要因として挙げられます。
その他にも、基礎代謝能力の低下や、冷房などにより汗をかかなくなる、体を冷やしすぎるなども、むくの原因とも言われており、湿度が高い日本の環境も、体内の水分が排出され難い原因となっていると言われています。また、ナトリウムとカリウムのバランスが崩れると、水分を余計に蓄積しようとする働きが起こり、塩分の取り過ぎ、またカリウム、マグネシウムなどミネラル不足もむくみの原因になることもあります。

むくみの解消

むくみの解消には、余分な水や老廃物を運ぶ役割をしているリンパや静脈の流れを良くすること。そのためにはストレッチなどの筋力トレーニングやマッサージが、むくみを解消に有効と言われています。その方法は、1)筋力トレーニングで下半身、とくにふくらはぎなどの筋力をつける。2)座りっぱなしや立ちっぱなしの仕事の場合、時々体を伸縮されるストレッチを行なう。また、足のマッサージやリンパのマッサージなどをする。3)胸式呼吸を取り入れたストレッチで静脈の還流力を高める。4)骨盤や各関節の歪みを直す簡単な体操やストレッチ。5)血行促進のために半身浴、温冷交換浴などの入浴法を実践する。などの「むくみの解消方」が考えられます。ただし、筋力トレーニングやマッサージ、入浴法は自己流にならないように、必ず正しい方法で実践することが大切です。また、身体の代謝をあげるためにも日々運動を心がけ、塩分の取りすぎに注意し、ミネラル不足を補うような食事の改善していくことです。
また、慢性的なむくみは、腎不全やネフローゼ症候群などの場合もあるので、早めに専門医に相談するように心掛けましょう。

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