つわりの期間

つわりは通常、妊娠初期から安定期にかけて発生する症状です。週数で言えば、妊娠4〜7週あたりに始まり、12〜16週で終わるといわれています。ただし、発生する時期には、個人差があります。なかには16週ぐらいになってはじめて、つわりの症状が出るという人もいるようです。つわりと言えば吐き気、というイメージがTVドラマなどの影響で植えつけられていますが、症状は吐き気にとどまりません。においに敏感になったり、すっぱいものが異常にほしくなったり、食欲が増したり、逆に、何も食べられなくなったり。ひどい人では、お茶しか飲めないという人もいます。また、ご飯の炊ける匂いに耐えられなかったり、異常に眠くなったり、あるいは、香辛料のよく効いた料理が食べたくなるなど、個人によって症状はさまざまです。一方、なんの症状も示さない人もいるようです。いたって健康で、活動的に過ごす人もいるようです。

つわりの原因

つわりの原因については、いまだはっきりしたことがわかっていません。今現在、考えられている説としては、以下のようなものがあるようです。(1)妊婦と赤ちゃんにとって有害である食物を避けるためとする説、(2)母体が健康であると元気に動いてしまって流産の危険性が高まるので、それを防ぐ目的で発生する説、(3)妊娠したことによって、黄体ホルモンや絨毛性ゴナドトロピンが分泌されるのですが、これによってつわりが起こるという説、(4)胎盤がまだ出来上がっていないために、せっかくの赤ちゃんを異物だと母体が判断することによって、免疫反応を引き起こしてしまうという説、(5)妊娠は体に急激な反応をもたらすため、自律神経に影響を来してしまうという説、などがあるといわれています。あくまで学説であって、確実なことはいえません。ただし、どれも妥当なような気がしてしまいます。人体って不思議ですね。

つわりの対策

つわりは体から妊婦さんへの送られる一種のサインです。つわりの期間は大変つらいものです。それは体が大きく変化しているからなのでしょう。だから、体が「ここは安静してくれ」というサインを送っているのだと考えてください。安定期に入るまでは、あまり動いたりせず、安静にしておくことです。食べたいものを食べ、飲めるものを飲み、しっかりとした睡眠をとり、決して無理をしないことです。逆に、ほとんど症状がでない人もいます。こうした人は要注意です。どんどん動けてしまうのですが、こうした人も、安定期に入るまでは安静にしたほうがいいといわれています。つわりの期間に活動的だった人は、出産時に大変な思いをしたという人が多いと聞きます。大切な時期です。くれぐれも無理はなさらないでください。活発に動き出すのは安定期に入ってからと、心に決めて、安静にしましょう。それは自分のためでもあり、赤ちゃんのためでもあるのですから。

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