eワラントについて様々な情報を紹介します。
トラッカーeワラントとは、国であれば国の株式市場に、原油であれば原油市場に投資をする金融派生商品のことです。ゴールドマンサックス証券が扱っているeワラントのひとつになります。
具体的にお話すると、たとえばA社の株を5000円で買う権利を持っているとします。今のA社の株価が6000円である場合、5000円で買う権利を行使してA社株を買い、すぐに6000円で売却すると1000円の利益が発生します。
このように、何かを行う『権利』を「オプション」といい、その権利を個人投資家にも買いやすくしたのが、ゴールドマンサックスのeワラントなのです。
その一種として、最近人気の中国 ・インドなどの海外市場や、コモディティの相場を投資対象として開発された商品がトラッカーeワラントで、市場自体に連動するような設計がされています。e ワラントよりも中長期的な投資が出来るようになっています。
例えば、インド株が対象の「インド株バスケットトラッカーeワラント」、香港の株式市場が対象の「ハンセン指数トラッカーeワラント」、原油市場が対象の「WTI原油トラッカーeワラント」、日本の株式市場が対象の「日経平均トラッカーeワラント」などがあります。
トラッカーeワラントは、投資信託みたいに運用者次第でパフォーマンスが左右されるということはありませんし、販売手数料や為替コストなどがかからないため、運用コストを抑えることが可能です。また、過去の運用実績を検証する必要がないので、シンプルに市場への投資ができます。
最低必要な資金は10万円程度(1ワラント当たり100円程度)で、9:00?23:50の間はリアルタイムの取引が出来ます。
通常、カバードワラントには、配当が存在しません。少なくとも、eワラントにおいては配当がありません。つまり、eワラントには、対象原資産に対し支払われる配当金を受け取る資格がないということです。言い換えるならば、世界中の多くのカバードワラントというのは、キャピタルゲインを狙った純粋な投資ということになります。
ここで1つ、注意しなくてはならないことがあります。たしかに、カバードワラントに配当はありませんが、対象原資産から発生した配当が、カバードワラントやeワラントの価格に影響を与えるということを頭に入れておくと良いでしょう。一般的に、対象原資産の配当利回りが高くなるのではないかと予想されれば、eワラントのコールは下落しますし、反対にeワラントのプットは上昇します。
カバードワラントの価格は、権利公使価格、原資産価格、残存期間、原資産の配当利回り、金利、予想変動率によって決まります。これらの要因が、理論的価格決定モデルに入力されます。代表的なモデルのひとつとしては、ブラック・ショールズ方程式です。
eワラントなどの価格は、複雑な価格決定モデルに左右され、熟練したトレーダーでも値動きに驚くことがあるそうです。
そのため、市場の値動きがeワラントの理論価格にどのような影響を与えると予測出来るかを理解する必要があります。
例えば、ゴールドマンサックスのHPでシミュレーターを利用することが出来ますので、こちらでおおまかなオプション価格を計算できます。
またこうした価格決定モデルは、理論価格が計算出来るだけでなく、相場の方向性についての予想なども助けてくれます。